能登支援に行ってきました。
我が家から、6時間ほど掛けて能登に入りました。
能登温泉バスターミナルに行くはずが、バスに乗ったにも関わらず間違えて能登温泉駅で下車してしまうという、波乱含みの支援活動スタートとなりました。(そこから20分以上歩きました。途中の歩道のガタガタさに地震の爪痕を感じながら…)
今クールはスタッフがなかなか集まらなかったようで、到着した日はスタッフマネージャー含め3人しか居ない状況でした。
2日目の視察では、能登半島の広さ、道路状況をはじめ復興の速度のゆっくりさ、でも歩みは遅くとも進んでいるんだ、という様子を垣間見る事が出来ました。
火曜日と水曜日は朝から夕方まで一期一笑さんに入らせていただきました。
一期一笑さんは、スタッフの多くが震災後に入職されたそうです。ご自身のお宅も仮設に入られたけど、環境に耐えられずお家に戻られたという方や、家族が同じところには住めない状況の方。本当にご苦労が多い状況だと感じました。
利用者さんが落ち着いていらっしゃるから(落ち着いた状況を作る努力をされてるから)経験の少ない私たちでも何とか働けています。と話されていました。
火曜日は雑巾縫いをする利用者さんの隣で、一緒に縫い物をして、「これ」と縫い目が自分の思い通りでないと外したり、玉止めをするお手伝いです。午前中は私の存在に緊張している様子がみられましたが、午後からはおふざけも見られ、お茶目さに心の中でニヤニヤしてしまいました(笑)
水曜日の午後は買い物支援にも同行させていただきました。輪島の本屋さんは震災後無くなってしまったので片道40分ほどかけて穴水の本屋さんまで行きます。お一人はノートとガチャガチャ、お二人はジュースかお菓子を購入、というのがお決まりのようでした。
お一人の利用者さんに似顔絵を描いて頂き、お土産にもらって帰りました。
たった2日でしたがとても楽しい思い出になりました。
1日目の夕方、あぁ…なんで私は短期支援にしてしまったんだろう。どうせなら1週間居られれば、もう少し禍根が残らない支援活動にできただろうに。と感じました。
私以外のスタッフは、あちらこちらの送迎支援に入られ、慌ただしくされているようでした。公共交通機関インフラが少ないため、今までそこを職員さんが支えて来られたのだと思います。
復興はなかなか進まず、過疎化が進み、高齢化も進み、本当に大変な事が多い能登。
でも、そこに暮らし続けたい方たちがいます。そんな方たちにに寄り添い、自分が出来ることはすくないけれど、それでも何か出来ることは無いかと考え、また機会を見つけて能登に行きたいと思いました。
※追伸
今回のクールはお酒飲みたい人々のクールだったので、皆んなで美味しい食べ物、美味しい飲み物をいただく事ができました。
ありがとう、能登。ありがとう、第75クール。ありがとう、送り出してくれた職場の皆さん。
ゆたか福祉会 デイサービス宝南 阿部 直美




















